酒とアート、飲むと観るでノミルです

ノミル編集長、ひとたんの日記です。

ヤクルトスワローズ優勝について

ヤクルトスワローズが優勝しました。2015年。14年ぶり。

僕はヤクルトファンです。最近はずいぶん弱くなってしまって、野村さんが監督をしていた20年前に子供心にファンになった僕としては、恥ずかしくて大きな声で言えなくなっていたけれど。

村上春樹なんかは、ヤクルトは弱いのが当たり前で、強いチームを応援したいなら、オレンジのうさぎを応援したらいい、と言ってるようだけど、僕の中のヤクルトはやっぱり強いオレンジに対抗できる、数少ない強いチームです。

僕がヤクルトファンになった理由は、元々家で父親がナイター中継をよく観ていて、小学生の僕は当然、バラエティが観たいなーと、ずっと我慢をしいられていた。父親はしっかりとした巨人ファンで、長嶋の采配にケチをつけながら、選手を金で集めるチームの姿勢に快くは思わないものの、それでもやっぱり巨人が好きという人だった。僕はといえば、とにかくナイターを憎く思っていて、さらにいえばナイターの中心、巨人は悪の中枢だと思っていて、小学生で物心がついた頃にはアンチ巨人ファンになってしまっていました。そこでヤクルトの登場。ヤクルトは子供の目で見て、古田や高津や石井一久がバラエティに出ていて、&筋肉番付では飯田哲也がケインコスギと戦っていたりして、そりゃあ明るい楽しそうなチームでした。その上ナイター中継では、あのにっくきジャイアンツを倒し、優勝を争い、父親を悔しがらせる、サイコーのチームだったのです。そりゃあヤクルトファンになります。とうぜんの結果。

14年前。ヤクルトは古田や飯田や高津が全盛期をちょっと過ぎていて、数年優勝から遠ざかり、監督も野村さんから若松さんに代わっていて、中学高校とあがって興味の幅も広がって野球中継どころじゃなくなっていた僕の心と同じように、下火になっていました。でも、やっぱり古田が現役のうちにもっかいくらい優勝してほしい、と願う気持ちはあって、また若松さんの人柄もよくてなんとか若松監督の間に!と思っていた、そんなタイミングでの優勝でした。

嬉しかったなあ。とか、その時の記憶でビールが一杯美味しく飲めます。
スポーツ好きじゃない人からはアホにしか見えんでしょうね。

で、今年の優勝。14年前活躍していた、真中選手が監督で、高津がコーチで、その他歴代応援していた選手が指導者としてベンチにズラリと並んでいるチーム。そのコーチ同士がチームのホームランで抱き合って喜んでたりする姿が、テレビの抜かれたりする、まさに僕のような20年前の全盛期の幻影に惑わされてファンをしている人にとっては、ほんとによだれダラダラ、懐かしさと嬉しさで胸がいっぱい。しかも、なんか知らんけど、いつの間にか選手たちも明るく試合中でもベンチの中で笑顔で喋っていたりして、当時とチームカラーも近い気がするという、サービス付き。こりゃあ、たまらん。

優勝インタビューがまたよかった。「ファンの皆さん、優勝おめでとうございます!」。この、名言。若松監督が14年前に優勝した時の、若松監督の人の良さがにじみ出たインタビューでの泣きの名言。真中監督はファンの一言と請われて、この名言をトレースしたわけです。(トレース!いま流行りの!)(盗作と引用というのは背中合わせで、文脈とメッセージによってはずいぶん効果的な表現手法になるんですよ、トレースは)これはきっと僕(と、その他大勢のファン)に向けてのメッセージ!14年前から、ずっと忘れずにファンでいてくれてありがとう。14年前の若松監督のような謙虚な姿勢を忘れません。14年前のような、強いチームを作ります。という、様々なメッセージが、この名言一つで、ビシッと伝わってきました。ああ、スワローズ。

こんな長文を書きやがって。ヤクルトのことなんてノミルに関係ないとか、あんたの趣味趣向なんて知らねーよとか、そもそも野球なんて興味ねーよという声が、ノミル内部からも聞こえてきてる気がするけど、カンケーない!僕はヤクルトファンで、今年の優勝を本当に喜んでいます、ということを書いておかなくてはいけなかったでした。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

2015-10-04 | Posted in hitogoto

ライター紹介

伊藤 仁

料理研究家。料理好きのふとっちょ。よくしゃべる。声がでかい。
好きなお酒は不老泉(赤ラベル)。好きな食べ物は豚の角煮。


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