酒とアート、飲むと観るでノミルです

眠れぬ夜の小銭稼ぎ

Tweet about this on TwitterShare on Facebook0Share on Google+0


夜中にであった猫たち

6月も半ばとなり、日に日に陽射しは強くなっていき、真夏の到来を感じさせるようになってきた。
とか風に書くと、なんだか、他人行儀な感じだが、もう、暑い。
暑くてたまんない。
真っ昼間に外なんか歩いてらんない。
日が沈むと、涼しい風が吹いてだいぶ過ごしやすくもなるのだけど、あと1か月もするとそんな風も生ぬるくなるだけなんだろうなぁ…、と予測してしまう京都在住9年目の夏。

いやぁ、毎年毎年言って9回目となるわけですが、京都は暑い。本当に暑い。
夏の暑さに関しては本当にファッ○ンキョートって感じですよ。
大阪だって、神戸だって、きっと東京だって、もちろん昼間は陽射しがキツくって、アスファルトなんて靴溶けちゃうんじゃない、ってくらい暑いというか熱いんだけど、夜になると気温に違いが出て来るのですな。
やっぱ大阪やら神戸やらっつーのは、海に開けている平野だからか、夜になると多少は涼しくなる。もちろん、それは微々たるものなんだけどね。
でも、京都は盆地。それは釜茹で。
夜になると、もちろん多少は気温が下がりはするものの、体感温度はつねにホットであり、湿度はつねにマックスであり、汗はいつだってナイアガラである。
とくに大学院を出て、いまの家に引っ越してばかりのときは、エアコンもない屋根裏部屋で寝ていたもんだから(現在もそうだけど)、部屋全体がオーブンレンジのようになっていたのです。

そんなもんで、寝ている最中、自分のあまりにもな脱水状態に、このままだと死んじゃう!と布団の上で飛び跳ねるようにして起床し、冷蔵庫に入っている夜に作ったぬるい麦茶にするか、ちょっと目が覚めちゃったし涼みがてら近くの自販機に冷たいコーラを買いに行くか、悩み、結局コーラを買いに行く毎日。
時刻は、午前3時の危険地帯。(©ねむようこ)
コーラを一気に飲み干し、脱水症状になりかけている癖におしっこがしたくなり、用を足して、手を洗い、ついでに顔を洗って、うがいもして、どっこいせと布団に寝転がるも、飛び跳ねて起きた衝撃と今だ続く暑さのせいで、眠気は訪れず、かといって本を読んだりする気にもなれず、うとうとしかけるのが、ご近所が動きはじめる朝の6時前。
窓の外はすでに明るく、どこからか朝ごはんの準備をする匂いが漂ってくる。
そうか。これが7,8,9と3ヶ月も続くのか。気づいたときの絶望感。

そのとき閃いたのです。
どうせ寝れないなら小銭を稼ごうと。
夜勤のバイトならエアコンがあって涼しいし、夜勤手当も付く。
寝れない変わりに5時間働いて、7000円程度稼ぐのも悪くない。
しかも、終わったら疲れているだろうし、安眠できるに違いない。
なんという根本的解決。
根本が劣悪なので、夜勤のほうが数倍マシというよく分からないロジック。
きっと普通は、少しでも多くのお金を稼ごうと思って夜勤のバイトをするんだろうけど、僕は違った。ただただ、暑くて眠れないから、その時間を有効に小銭を稼ごうと、まったく純粋ではない気持ちで労働に励んだ訳です。

そこからというもの、昼前から大学職員のバイトを夜の20時まで行い、22時から翌朝3時までスーパーの夜勤をして、4時頃に帰り、5時間ほど寝て、また大学に行き、夜はスーパーという生活がはじまったのです。
最初は夏だけの気持ちだったのですが、結局1年と数ヶ月ほど続きました。

いま思えば、毎日ではないものの1日15時間バイトしていた訳で、さすが20代半ば、体力あったなぁ、としみじみしてしまいます。

いまだって、やろうと思えばできるんでしょうけど、夜勤でどれだけのお金が稼げるのか知ってしまっていることと、けっきょく夜勤は身体にキツイし太りやすくなる、ということもあって、これからやろうと気持ちになることはおそらくないでしょう。(お金によっぽど困ったらやるかもしれないけれど)

でも、もし、これを読んでいるあなたが、まだ20代でなおかつ夜型で、暇に慣れていて、ちょっと小銭が欲しいなと思ったら、夜勤のバイトは効率よく小銭を稼ぐことができることは伝えておこう。
もちろん就労時間は22時以降。夜勤手当が付く時間帯だ。
しかも、夜勤というのは、肉体労働以外は基本的には暇なので、同僚と喋るくらいしかやることがなく、新たな人間関係も作ろうと思えれば作れるし、逆に無口なタイプも多いので、無駄にコミュニケーションをとりたくない人にもオススメです。

そして、明け方に帰って寝る直前に、テレビを付けて「めざましテレビ」か「ZIP」を観ながら飲むビールは、独特な背徳感があって非常においしいのだ。

Tweet about this on TwitterShare on Facebook0Share on Google+0
2017-06-20 | Posted in danpen

ライター紹介

西出 元

Nomiru ディレクター、撮影、イラスト、会議中に腹が減ったと晩御飯へと促すことを主に担当。企画が進まない原因の一人。
ディズニーランドとUSJに行ったことがなく、それに対する憧れが高まっていき、ハードルが上がりすぎて逆に行けなくなっているが最近の悩み。
好きなお酒は辛口の冷酒。好きな肴は白子ポン酢。


同ブログのおすすめ記事