酒とアート、飲むと観るでノミルです

現実の世界を冒険の舞台にかえること

ポケモンGO、まだまだやっております。
色々な道を歩き、様々な場所を訪れ、ポケモンを捕まえています。
いまのところ歩いた距離は91キロ、ポケモンは79種類ゲットしました。
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嵐山とピッピ。今回のピッピの可愛さは半端ない。

「ポケモンの巣」と呼ばれている珍しいポケモンが出やすい場所にも何回か訪れました。
僕が住んでいる京都には現在、祇園にある円山公園、渡月橋などがある嵐山公園、北山にある京都府立植物園などがポケモンの巣とされています。まだ植物園におとずれていませんが、嵐山公園と円山公園にはいってきました。
配信から数日は報道にもあったように、ごった返すようにポケモントレーナーがいたのですが、いまは落ち着いて20〜30名程の人が常時遊んでいる状況です。

それにしても、自然に囲まれた公園で、友達同士で何人か集まったり、一人でポケモンを探している風景を遠目から見ると本当にゲームボーイのポケットモンスターの世界に迷い込んだようです。そのうち、アップデートでトレーナー同士のバトルが出来たりするようになると、よりポケモンの世界とかわらなくなりそうですね。

ところで、ネットでポケモンGOの情報を読んだりしていると、どうしてもゲームのシステムや、レアなポケモンの情報や攻略情報、そして倫理などの問題、経済効果など、どうしてもマニアックな情報か大人の話になりがちです。だけど、ポケモンGOやナイアンティック社が作ったもうひとつのゲームであるIngressもそうですが、このような位置情報ゲームの醍醐味はなんといっても、現実の世界が冒険の舞台に変わることだと思います。ポケモンやポータルはあくまでも、大いなるきっかけに過ぎないと言っても過言ではありません。

ポケモンGOでは卵というアイテムがあります。ポケモンGOではポケモンを捕まえる以外にも、この卵から孵化して手に入れることができるのですが、孵化をさせるためには歩かなければいけません。GPSのシステムを使ってプレイヤーの歩いている距離が計算され、一定の距離を歩くと卵を孵化させることができるのです。
なのでプレイヤーは必然的に現実の世界を歩かなければいけない。
さらに地図上にはポケストップと呼ばれるポイントが存在します。ここではアイテムをランダムで貰えることができ、卵もここで手に入れることができるのです。
だから、出来るだけ歩くのであれば、ポケストップが多い場所をルートを通りたいと思うのがプレイヤーの心理。

なので、本当のロールプレイングゲームのように、マップを見て、この目的地までにこういうルートで歩こうと考えることになります。

まず、これが楽しい。

え?なに?地図を見て、歩くルートを考えるだけで楽しいの?と思われる方もいるかもしれません。

しかし90年代でゲームを遊んできた世代にとって、地図を見るほど身近なゲームはないのです。
退屈な授業のときでも、地理の授業で使用する地図帳を広げさえすれば、そこはもうRPGの世界。想像(妄想)の世界で、何回日本一周旅行、世界一周旅行をしたかわかりません。

しかも今回はプレイヤー自体が生身の人間で、しかも運動不足というステータス異常を抱えているので、行きはバスで行くか、あるいは頑張って歩くか、という交通手段も考えなければいけない。
バスの場合はルートが限られているので、バスのルートを探すところからはじめなければいけない。◯番線のバスならこのルートを通るので、この場所とこの場所を通過することができる。いやいや、少し遠い△番線のバス停に行く前に、この場所を回ることができるぞ。いや、待てよ。ここはバスで回るという考えをやめて、一番最速で着く□番線のバスに乗ってしまい、早々と目的地に着いて、その周辺を歩いて探索という手もあるな…。

どうです。楽しそうでしょう?え?全然わかんない?そんなバカな…。

もちろんバスだけではありません。
やはり自らの足で歩くというのが基本です。「人間は考える足である」と言います。(正確には葦のことです)
バスと違って、足で歩くことの利点はなんといっても風景を楽しむことができるという点。
ポケストップとなっている場所はなにかしらのランドマークとなっているところが多く、お寺や神社、橋などはもちろんのこと、変わった石像やお地蔵さんなんかもポケストップになっています。このポケストップは姉妹ゲームであるIngressのポータルから流用されています。Ingressではポータル申請という、プレイヤーがこの場所をポータルにしたい申請を出すことができました。そのため、色々な人が色々な感性で目につく物をポータルにしていったので、それを見つけるのもIngressやポケモンGOの楽しみのひとつです。
そしてなにより、さきほども書いたルートを考えるということ。それはつまり、普段通らない道や地域を歩いてみるといううことになります。自分が住んでいる街であっても、知らない道があり、そして知らない地域があります。
僕も京都に住んで8年になりますが、IngressやポケモンGOを遊びながら京都の街を歩くと、こんな道があったのか!こんなところにこんなでっかいお寺が!神社が!ここの場所、なんか怪しい!こんなところに良さそうなお店が!テイクアウト専門のカレー屋ってなに?!などなどと思うことがものすごく多いのです。

ふだん見逃している街の面白さをポケモンを追いかけているうちに偶然発見する楽しさ。
それは、ロールプレイングゲームの世界を冒険しているときの、こんなところにアイテムが!隠しダンジョンが!という発見の楽しさとリンクします。
思えば、こどものころ、冒険ごっこと称して友達と隣町まで自転車で遊んで、世界って広いなぁ、と思いながら帰っていったことがあります。大人になったいまでは、随分と世界が狭くなってしまったけど、その分、身近な色々なことを見落としてしまっていることに気づくこと、世界にはまだ不思議や楽しさに満ちあふれていることに気づけるゲームなのが、ポケモンGOやIngressを始めとする位置ゲームの面白さなのです。

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嵐山から梅小路公園まで歩いた地図をマッピング

2016-08-04 | Posted in hakariuri, ポケモンGO倶楽部

ライター紹介

西出 元

Nomiru ディレクター、撮影、イラスト、会議中に腹が減ったと晩御飯へと促すことを主に担当。企画が進まない原因の一人。
ディズニーランドとUSJに行ったことがなく、それに対する憧れが高まっていき、ハードルが上がりすぎて逆に行けなくなっているが最近の悩み。
好きなお酒は辛口の冷酒。好きな肴は白子ポン酢。


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